class Content(models.Model): content_name = models.Charfield(...) group_id = models.PositiveIntegerField(...) volume_number = models.PositiveIntegerField(...) ...
典型的な Django のモデルクラスががあるとして、そのインスタンスを複雑な SQL 1発で検索したい。 結果は Web ページに表示したいが、多くの行になることが予想されるため、パジネータを表示したい。
例えば、上記モデルでいうと、同じ group_id の中で volume_number が最大のもののみを一覧で見たい、など。
パジネータは一般的な django.core.paginator.Paginator を使うことにする。
contents = Content.objects.filter(...) paginator = Paginator(contents, 100)
このように、第一引数にクエリセットを入れるとページングできる。リストでも良い。
Paginator のコードを見ると、スライスと .count() が実装されてれば動くことがわかる。 .count は __len__ でもいい。
なので、複雑な SQL で抽出したインスタンスのリスト (クエリセットにできない) を、独自のクラスインスタンスで包み、そこにスライスと .count() を実装すれば良い。スライスは、「ステップ」の機能があるが、面倒なのでステップは実装しない。 (ステップ: hoge_sequence[0:100:2] ←このスライスの3つめに数字が入るやつ)
モデルクラス
class Content(models.Model): content_name = models.Charfield(...) group_id = models.PositiveIntegerField(...) volume_number = models.PositiveIntegerField(...) ... @classmethod def last_volumes(cls, limit=100, offset=0): """ どうしても生のSQLで検索したい場合のメソッド objects.raw() を使って、モデルインスタンスにする。 SQL ちょっとアレだけど、気にしないでください """ sql = """SELECT t1.* FROM ( SELECT * FROM content_content ORDER BY volume_number DESC ) t1 GROUP BY group_id LIMIT %s OFFSET %s """ return cls.objects.raw(sql, params=[limit, offset])
パジネータに入れる用のクラス
class LastContents(object): """ Paginator に食わせる用のクラス。 スライスと、count() を実装する """ def __getitem__(self, key): if isinstance(key, slice): # スライスの場合 (例: instance[0:100]) # step は無視! limit = key.stop - key.start return Content.last_volumes( limit=limit, offset=key.start) # 要素を1つ get するケース (例: instance[50]) # 今回は使わないけど return Content.last_volumes(limit=1, offset=key)[0] def count(self): # 全件数が取得できるメソッドを実装しておく return Content.objects.filter(volume_number=1).count()
view関数
# さきほどの LastContents のインスタンスをおもむろにぶちこむ! paginator = Paginator(LastContents(), 100) # ページングできる。 page = paginator.page(page_number) page.object_list ...
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