Raspberry Pi の電源は、通常は電源専用のマイクロUSB端子から給電しますが、非公式ながらこれ以外にも
・GPIO の +5V ピン
・USBポートの +5V
からでも給電できます。
今回は、市販のUSBセルフパワーUSBハブを改造し、Raspberry Pi のUSBポートの+5Vピンから給電できるようにします。
これで、Raspberry Pi に、USBハブと電源をケーブル1本で接続できるようになるので、配線をすっきりさせることができます。
今回のUSBハブ
家で余っていた ELECOM のUSBハブ。ACアダプタは 5V 2.0Aと、電流量も良さそうです。
アダプタからきている5Vを、そのまま Raspberry Pi に送ることにします。
まずフタをあけてみます。
アダプタから来た+5Vは、そのまま上面のスイッチに入っていることがわかりました。
なので、この上面の、スイッチ経過後の+5Vを、USBケーブルの+5V(赤ケーブル)に結線します。
USBケーブルが長過ぎなので、ついでに切り詰めることにしました。
ハンダ付け後、ショートしてないかなどテスターで調べます。
問題なさそうなら、ケースを閉めて完成
今回はケーブルを短くしたので、ケーブル結線が間違ってないか手元のパソコンに刺してテスト。問題なさそうです。
Raspberry Pi に接続
ばっちり動きました。
このハブは電源スイッチつきのため、Raspberry Pi の電源スイッチ(システム全体の電源スイッチ) としても使えます。
これで、Raspberry Pi に接続するケーブルは1本だけで、給電 + USBハブ が使えます。特に、USBポートの少ない A タイプにはぴったりですね。
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