TDK Xa-40 の低音過剰を調整する

Last-modified: 2014-08-16 (土) 12:41:50 (2116d)

大手家電量販店で安売りされていたパワードスピーカー TDK Xa-40。お手ごろな価格だったため購入してしまいました。

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TDK Xa-40

このスピーカーはいわゆる2.1chスピーカーなんですが、ウーファーの音量を調整することはできません。で、適正なバランスには程遠い「低音過剰」。聞くに堪えないので、自分で音量調整をしてみることにしました。

なお、このスピーカーの購入を考えている人はやめておいた方が無難です。たしかに形は面白いんですが、低音過剰という問題以外にも、ツイーターの高音が不足しているとか、その独創的なデザインゆえ高音の指向性が甘いとか、なにより再生周波数に波がありすぎです(特に低音)。同価格帯でももっといいスピーカーはいっぱいあります。

材料

音量調整用の可変抵抗か固定抵抗(セメント抵抗)。ウーファーは4Ω10Wなのでそれに適合するものを選択してください。ただ許容電力は2Wあれば十分かと。

固定抵抗を使い6db下げる場合は、4Ωをスピーカーと並列に接続し、

全体の抵抗は (1/4)+(1/4)=2/4
この逆数の4/2Ω(2Ω)となります。

小学校か中学校の理科で教わった、「逆数にして加算し、また逆数にする」っていうアレですね。

それに2Ωを直列に接続することで

全体の抵抗は 2+2 = 4Ω

全体の抵抗を4Ωのままにできます。

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セメント抵抗

…つまり、固定抵抗を使い6db下げるには、4Ωと2Ωのセメント抵抗が必要です。

参考: http://www.mizunaga.jp/att_sp.html

可変抵抗を使う場合はオーディオ専門店等で売っている4Ωスピーカー用アッテネータ(複巻)を購入すれば確実ですが、そこまでお金を掛けるほどの価値は無いと思いますので、ただの10Ωボリュームポット(単巻)でも買えば十分かと。僕はこれを使いました。

分解

さて、まずは分解です。

外観にこだわったスピーカーだけあるだけに、ネジ穴などは一切ありません。分解するには底面のウーファー口から開けます。

本体をひっくり返し、ウーファーのガードをマイナスドライバー等をつっこんでていねいに外します。精度が高くぴっちりはまっている上接着されているので、傷をつけずに外すのは難しいかもしれません。

ガードを外すとウーファーがまる見えになります。このウーファーはプラスのネジでとまっているだけなので、ドライバーを使ってネジを取り外します。ウーファー自体も両面テープらしきもので本体に接着されているので、これもマイナスドライバーを使って外します。これも精度が高く、なかなか外れません。すべってウーファーを傷つけないようご注意ください。

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ウーファーを取り外した穴

抵抗の取り付け

ウーファーを外せたら抵抗を接続します。固定抵抗なら図のように接続してください。

circuit_01.png

ただ、僕は固定抵抗は試していませんので-6dbで適正な音量になるかはわかりません。下がりすぎかも。

10Ωの単巻可変抵抗を使う場合は、

circuit_02.png

こんな感じです。僕はCカーブのものを使いましたが、真ん中ぐらいで適正音量になりました。適正音量は環境次第ですが…。

また、この場合、ボリュームを最大にした時に全体の抵抗が2.86Ωぐらいまで下がってしまいちょっと危険かも。万全を求める人はオーディオ用のアッテネータを使うなり予備抵抗を挟むなりしてください。

可変抵抗を使う場合、調整ノブを外に出したいのが人間というものです。ただ、前面の音量ボリュームと対する位置は基盤が邪魔なため付けられません。裏側に出す場合、板厚が10mmほどあると思われるので注意が必要です。

僕はこんな感じにしました。

img002.jpg
ウーファー+可変抵抗

ウーファーの底に可変抵抗を両面テープで接着!

組み立て

ウーファーをあてがってみて、音量が適正かチェックしてみます。低音バランスは床の材質などでかなり左右されると思いますので、できるだけいつもの再生環境に似せてみたほうが良いでしょう。

音量バランスが決まったらネジ止めし、スピーカーのガードをはめて完成です。