ループセレクターを自作する

Last-modified: 2014-08-16 (土) 12:41:50 (2014d)

規格/仕様

今回は、メインの回線セレクタに「リレー」を使用したループセレクタを作成してみようと思います。

loopselector.jpg

リレーを使えば、電源と音声信号が絶対に混じらず、かつアンプ回路も通らない(そのため音量調整はできませんが)ので、純粋な波形をそのまま出力することができるのです。

回線損失を無視するなら、理論的には音ヤセしないループセレクタということになります。

リレーとは?

relay.jpg

上の写真が「リレー」です。裏には8本のピンが出ています。大きさは縦10mm横20mmぐらいです。

で、このリレーとはいわば「電子制御のスイッチ」だと思ってください(というか、そのまんま)。写真ではピン番号が読みにくいですが、上段左から1,4,6,8という番号がふってあります。また、下段は左から16,13,11,9という番号がふってあります。この番号は製品によって違ってくると思うので、今回のものは参考程度にしておいてください。

ギターエフェクター用なら、「9V」対応のものを用意してください。僕はOMRON社の「G5V-2」というものを近所のパーツ店にて購入しました。300円程度でした。

動作を説明すると、なにも電源をつながない状態だと4番と6番が結線され、同様に13番と11番が結線されています。この状態で1番-16番間に9Vの電圧が加わると、いままでの結線は断線し、逆に4番と8番が結線され、13番と9番が結線されるようになるのです。

この効果を利用し、エフェクター用の9V電源とフットスイッチによりリレーを動作させ、ループ回線を切り替えるようにしたのが今回の作品です。

パーツリスト

  • フォーンジャック(モノ可)6つ。
  • 足で踏むためのスイッチ(ON-OFFだけの単純なものでよい)1つ。
  • 9V電源用のコネクタ1つ。
  • 回線チェックインジケーターのためのLEDが1つ。
  • 9Vの電源を上記LEDで使える電圧まで下げるための抵抗が1つ。

僕は1.5V用のLEDを使ったので、だいたい700Ωぐらいでした。

今回は内部に9V電池を入れることは考えてないので、9V電池スナップはいりません。

ループセレクターを使うということは他に3つ以上のエフェクターがあるということですから、まずアダプタ駆動でしょう。その電源を拝借して動かします。

回路図


回路図(クリックで拡大)

INPUT、OUTPUT、SEND1、SEND2、RETURN1、RETURN2にはそれぞれフォーンジャックの信号端子をつないでください。アース端子はそのままアース同士で6つじかに結線してかまいません。

グランドループによりノイズが発生することを考えて、RETURN1とRETURN2のアースはどこにもつながない状態でもおっけーです。

スイッチが断線している状態だとINPUTに入ってきた信号はSEND1へ、RETURN1より戻ってきた信号はOUTPUTから出力されます。このSEND1-RETURN1間を「LOOP1」などと名づけ、この間にエフェクターを接続してください。

スイッチを踏んで結線させると、9Vの電源は2つに分岐し、下の方の電源は抵抗を通り、LEDのインジケーターを光らせます。

また、上の方へ分岐した電源はリレーを駆動させ、回線をつなぎ変えます。8と4が結線され、9と13が結線されるわけですから、INPUTへ入ってきた信号はSEND2へ送られ、RETURN2より戻ってきた信号はOUTPUTより出力されます。このSEND2-RETURN2間を「LOOP2」と名づけます。

で、スイッチをパチパチと踏むことによりLEDが消灯と点灯を繰り返し、LOOP1とLOOP2が交互に選択されるわけです。