シンバルにシズルをつける

Last-modified: 2014-08-16 (土) 12:41:50 (2014d)

規格/仕様

 今回は、シンバルにシズルを自分でとりつけ、 シズルシンバルを自作してみたいと思います。

 シズルとは、リベット状の「おもり」みたいなもので、 これをシンバルに可動状態でとりつけることにより、 「サーー・・・・」といったサスティンの長い サウンドを付加させることができます。

 現在の音楽シーンではあまり聴くことができませんが、 バラードなどではかなりの効果を発揮します。

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パーツリスト

 シンバルを1から自作するということはそれ系の職業の方でない限りまず無理なので、使い古したシンバルを1枚用意します。端の割れたシンバルでもかまいませんし、ハイハットの上だけでもおっけーです。もし端の割れた シンバルを使用する場合は、その割れた部分を切り取って おきましょう。  シズルはDIY店などで販売されているアルミなどのリベット、もしくはビス(ねじ)を使います。1袋約100円で十分な量を用意することができるはずです。3mm径のものがよいでしょう。

 あと、今回の工作は電動ドリルがなければまず不可能です。持ってない方は学校や職場で借りましょう。

シズルによる音色変化


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図1:リベット

 取り付けるシズルの材質(質量)により、 完成したものの音色が変化します。

 図1は少々ボケていて申し訳ないですが、アルミリベットをシズルとして取り付けたものです。アルミのように軽い材質を使用した場合、サスティンは長く、音量は小さくなります。おしとやかな音色、といった感じです。

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図2:ビス

 図2はビスをシズルとして取り付けたものです。

 重い材質を使えば、音量は大きく、サスティンは短くなります。

 また、シズルの数を多くすればそれだけ音量は大きくなり、 サスティンは短くなります。

 ビスの場合は3本、リベットの場合は6本取り付ければ、妥当なシズルサウンドが得られます。この場合、 音量やサスティンはそれぞれ同じでも、ビス3本の場合は 荒々しいサウンド、リベット6本の場合はスムーズな サウンドになります。

シズルの配置


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図4

 シズルの6点配置をする場合の位置割り出し方法は、まず外周に任意の1点を決め(その点と中心を結んだ 線が図4の青い線です)、そこから半径分はなれた 外周にもう1点決めます(その半径分の長さが 赤い線です)。そこからさらに・・と いったように外周を半径分ずつ区切れば、6つ均等に わけられると思います。よく小学校などでコンパスで花のような模様を描いたアレですね。

 その6点から中心へ20mm〜30mmの距離をとったところがドリルで穴を開けるポイントです。

 ドリルは3mm径のものがよいかと思います。ポンチで跡をつけ、接触面にオイルを吹きつけながらゆっくりと穴を開けてください。粉塵を吸い込まないよう、また 切りくずで手などを切らないように十分気をつけましょう。

シズルパターン


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6点均等


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3点均等


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3点クラスタ

取り付け

 リベットを取り付ける場合は上から通し、下の方を 変形させてとめるわけですが、これはペンチで全力でつぶすだけでいいと思います。

 ビスを取り付けた場合はナットで下を止めます。ぎちぎちに締め上げれば当然ですがシズルは動きません。かなりの余裕をもたせ、瞬間接着剤で固定しましょう。

完成

 これで完成です。シンバルスタンドに取り付け、 鳴らしてみてください。スティックで叩く場合より、ブラシで叩く場合の 方が存在感があり、よい感じです。

 私は、よく初心者用セットについてくるぺなぺなのシンバル にシズルをつけてみました。6つ穴を開けて、3点をビス、残り 3点にアルミのリベットを取り付けました。なかなか面白い音です。また、無地だったので自分でレタリングしてみたりしました。デザインにもこだわると、 かなり愛着の沸くシンバルが出来あがるのではないでしょうか?