ギター用ヘッドフォンモニターを自作する

Last-modified: 2014-08-16 (土) 12:41:50 (2014d)

規格/仕様

今回は、ギターやベース(パッシブ)の出力をヘッドフォンでモニターするための機材を作成します。

hm_01.jpg

今回の作成条件は、

  • とにかく小さくすること。
  • トーンコントロールやボリューム、電源スイッチなど、余分なものを極力減らし、パーツ点数も減らして低コスト-少スペースを図ること。
  • 電源はおなじみの006P(9Vでんち)を使うこと

などなどです。電源はシールドのプラグを挿してONにするエフェクターなどでおなじみの方式に、ボリュームはギター本体の方で調整するようにします。

増幅回路はオペアンプとかプッシュプル方式はとらずに、男らしくダーリントン接続一発でやってます。

パーツリスト

  • ギター入力用のフォーンジャック(ステレオ必須)1つ。
  • ヘッドフォン出力用のミニジャック(方耳モニターでよいならモノ。ふつうはステレオ)1つ。
  • 9V電池スナップ
  • コンデンサ(2.2μF,4.7μF)
  • 抵抗(1MΩ)
  • トランジスタ(2SC1815で十分、2つ)。

かなり少なめですね。これでいいの?と思われがちですが、いいのです。

くわしくは次の回路図を見てみてください。

回路図


hm_sr.jpg

C1:2.2μF C2:4.7μF R1:1MΩ TR1,TR2:2SC1815 BATT:9Vでんち

電池のマイナス側端子はインプットのRチャンネル(スリーブ)に接続しましょう。これによりプラグを挿して電源ONとなります。

hm_02.jpg

裏側の図。ちょっとボケててすいません。

見てのとおり、端子台1つでできます。やろうと思えば端子台なくてもいけるかもしれません。ギターに内蔵させるのも可。

諸注意

回路図を見てもらえればわかると思いますが、この回路ではプラスマイナスが対象なきれいな波形は描けません。ですが、ギターのモニター用としては十分なものだと思います。

ヘッドフォンを接続してからギターを接続すると、「バツっ!」とクリックが発生します。必ずギターをつないでからヘッドフォンを接続してください。

入力が大きいとちょっと歪みます。それが逆によかったり……?聞きがたいほど歪むようなら適切にバイアスをとってみてください。

というか、オペアンプで歪ませるよりトランジスタで歪ませてこそ歪みです!チューブは筐体サイズ的に無理。

完成

簡単な割に、これは使えます。アンプなしの練習だとぺけぺけと生音でやりがちですが、これをつかえば微妙なタッチも逃さずに集中して演奏できるはずです。私はコレを常にギターケースのポケットの中に入れています。